さて、最近の私はツイッターを見ている方であればわかるかと思うが、実はOLYMPUS OM-D E-M1を購入して楽しんでいます。
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というのも、動画撮影が出来る上に小型軽量でスマホへ動画や写真が転送できるという優れた機能を備えているからです。

そんな私でありますが、去年の夏に購入したNikon D3の稼働率が徐々に低下しつつあって……これはまずいと思い始めるようになっています。

というような下りを書いておりますが、実はNikon F3の点検と預けてあった機材を取りに行った帰りに、買い物をしました。


それはNikon FMです……それもボディがメッキ塗装が剥がれて錆が目立ったジャンクのです。
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そんなNikon FMに何故か惚れて、2500円でお買い上げという事になりました。

さて、こいつはどこが調子が悪いかなと簡易的なチェックをしていると、巻き上げレバーが錆びていてレリーズボタンがロックされている状態でした。
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その錆が原因だと見誤って、勢いよく巻き上げレバーを押してやるとチャージされたかと思ったら、シャッターチャージがされなくなってしまいました。
その代わりに、ロックされていたレリーズボタンは押せるようになりました……。

これは間違えたなと思っても後の祭りである、これは分解修理の道しかない状況である。

因みに、絞り連動環やフィルムカウンター、ファインダー内のLEDは共に正常に動作しました。
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なので、巻き上げ機構を修理してあげれば使えるなと思ったので、エタノールアルコールでボディの錆を除去してあげることにしました。
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汚れも綺麗さっぱり落ちて、銀箔のボディを取り戻しました。

後は、モルトの交換ですね……という事で、その帰りに池袋に寄って取り置きしてもらったモルトを購入しました。
厚さは2mmという事で、シャッターミラーやフィルム室に使うのに都合がいい厚さだと思います。

後は、無水エタノールを買ってきちんとした状態を作り上げるだけです。
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とはいうものの、モルト交換なぞ一度もやったことがないので、失敗しそうで怖いです。
失敗は成功の基とは言っても、失敗をすればフォーカシングスクリーンをダメにしそうな予感がするので……。

という事で、モルト交換にも慣れていってDIY出来るようにしていきたいです。
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さて、お次はNikon FE2ですが……こいつはNikon FMを買う前にお迎えした奴だったりします。

こいつは、近所のジャンク屋で偶然見つけたものだったりしまして、直ぐに確保して救出しました。

さて、Nikon FE2はNikon FMシリーズの姉妹機だという事はご存知だろうか?

FMシリーズはフルマニュアルで、機械式としてシンプルに仕上がっています。
そのため、保守性は電子式の一眼レフに比べて格段に良いと云われています。

その一方のFEシリーズは、電子制御という事でAE(自動露出)やプログラムモードが組み込まれています。
そのため、FMシリーズなどの機械式に比べて保守性は宜しくない上に、故障したら基盤交換という事もあったりします。
それもあってか、FEシリーズはFMシリーズに比べて人気はイマイチといったところだったりします。

ただ、Nikon FAは私個人的にはいいかなと持っていたりしますので、FEシリーズも悪くないです。

そんな豆知識はこの辺にして、今回購入した機体の方を見ていこうと思います。

先ずは、シャッターダイヤルですが『B(バルブ)~4000/1秒』となっており、当時のニコンが掲げていた『400/1シリーズ』の一種だったりします。
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更に、緊急時(電池切れやフィルムの不調など)にシャッターが切れるように『マニュアルの250/1秒』も設定されています。
当時のフラッグシップ機のNikon F3は60/1秒の緊急シャッター用のレバーが備え付けられていましたが、本機はシャッタースピードを設定したうえでレリーズボタンで切るというスタイルです。

後は、プレビュー機構が備わっているところでしょうか。

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プレビュー機構は、レンズの絞りによってどれ位の明るさに変わるか調べるためのシステムで、仕組みは簡単です。
レンズの絞り連動用の爪と合わせて実際に絞らせ、ファインダーに入る光量の方を実際に確認するものだったりします。

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後は、特に特筆する点が挙がってこないので『ASA/ISO』という表記の時代の流れを感じさせる部分といったところで終わりにしたいと思います。

そんなNikon FE2のモルトも例外なく、交換が必要な状況だったりします。

最後は、レリーズケーブルを紹介して終わりにしたいと思います。

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さて、このレリーズケーブルは現在も販売されているAR-3と呼ばれる機械式のレリーズケーブルです。

このレリーズケーブルは、銀塩機でしか使用できないものとなっていますので、デジタル機を使用している人はご注意ください。

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そして、このレリーズケーブルは電磁(電子)ケーブルとは違って、レリーズボタンや本体に備え付けられたねじ穴に捩じ込んで使用するものとなっています。
ですので、他社の一眼レフでも使用できるようになっているのです……が、流石に他社の一眼レフで使うようなことはしませんよね。