今回は、ヤフオクで競り落としたペンコンピュータである『IBM 2435-A01』を紹介したい。
とは言っても、落札してから一か月程経ってからの紹介に為る。
実をいうと、このコンピュータの記事を書こうと思っていたが忘れていたのだ。
で、今日やっと書くことに為ったのだ。
それはそうと、このIBMの製品の中でも一際異彩を放つこのコンピュータですが、実はパナソニックが販売していた『CF-01』のOEM製品だったりするのだ。
その所為か、IBMらしいデザインは見当たらないが、それがまた面白い。
とは言っても、落札してから一か月程経ってからの紹介に為る。
実をいうと、このコンピュータの記事を書こうと思っていたが忘れていたのだ。
で、今日やっと書くことに為ったのだ。
それはそうと、このIBMの製品の中でも一際異彩を放つこのコンピュータですが、実はパナソニックが販売していた『CF-01』のOEM製品だったりするのだ。
その所為か、IBMらしいデザインは見当たらないが、それがまた面白い。
このコンピュータの大きな特徴は、何と云っても隣に写っているクレードルである。
このクレードルにドッキングする事によって、このペンコンピュータの機能が拡張されるのだ。
例えば、ディスケットドライブによってデータの交換が容易に為ったり、パラレルケーブルなどを介してプリントアウトが出来たりと、このクレードルが無いとこのコンピュータの真価が発揮できないのだ。
クレードルの背部に備わったインターフェイスは、このような感じである。
シリアルケーブルで、ノートパソコンなどと相互通信を行ったりできる。
更に、右上にあるPCカードのスロットにUSBカードやSCSIカードを挿入すると云った感じに、機能の拡張が出来るので、使い道が増すと思われ。
ただ、Microsoft Windows 95が搭載された本機がUSBに対応しているか怪しい物だ。
USB 1.0が制定されたのが1995年で、このIBM 2435-A01が発売されたのが1996年。
Windows 95が正式的にUSBに対応するようになったのはWindows 95 OSR2(OEM Service Release)からなので、小生が所有しているコンピュータにインストールされているシステムがOSR2なのか、それが分からないと使えないのだ。
とはいえ、ORS2でも対応しているUSB器機が少ないので、使える保証はない。
さて、お次は本機の要でもあるペン入力の方も見てみよう。
液晶モニターは、現在主流のTFT(Thin Film Transistor)液晶であるが、当時の廉価機やスタンダード機などで採用されていたDSTN液晶(Dual-scan Super Twisted Nematic)と、僅かではあるものの残像が残りやすい物だったりする。
このペン入力に使用されているソフトウェアで、実際に文字を入力してみたが、時代相応のものだった。
と云うのも、文字認識があいまいな文字が有り(特にGなど)入力に難が有った。
それでも、普段の入力には問題は無かったので、絵を描く際には問題は無いと思う。
クレードルから外してみると、こんな感じになる。
アクセントの効いたこの格子は実に素晴らしい物であるが、さっきも言ったようにIBMらしくないのだ。
そして、この端子をクレードルに接続するのだが、横に備わった二つのストッパーが固定してくれるのだ。
その端子のカバーは蝶番で、このように格納されるようになっているのだ。
後ろにつけられたハンドルで、持ってみるとこんな感じになり、ホールディング性が有ってよろしい。
後ろの方を見てみるとこんな感じになって、固定されている部分に親指を乗せる形と為る。
尚、このハンドルは取り外しが可能で、コインでストッパーを回転させると外せるようになっている。
只…このクレードルには問題が有ったのだ…。
クレードルから外すためのレバースイッチの押しボタンが無くなっていたのだ…。
なので、奥にある金具をカッターナイフなど硬い物で押してあげないと外せないのだ。
更に、経年劣化からゴム脚が外れて、クレードルの角度調整の際に必要なゴム脚部分がネバッとしていたのだ。
その為、必要なとき以外は極力、クレードルを使わないようにしているのだ。
【主なスペック】
使用されているCPUはAMDの486クラスのx86互換のCPUとなり、95年当時のi486互換としては最速と言われている。
後、使用されているACアダプタがThinkPad専用のものと互換性が無いので、ACアダプタを紛失すると使えなくなるので、気を付ける様に。
【おまけ】
高嶺の花だった時代のIBM ThinkPadとそのIBM製品の一部を並べてみた。
左から、ThinkPad 310E(オリジナルの310は97年発売で、マイナーチェンジ版の本機は98年発売)、ThinkPad 560E(オリジナルは96年発売で、マイナーチェンジ版の本機は97年発売)、そして上の乗っている2435-A01は96年発売である。
ThinkPad 560E(2640-40J)は52万8000円で、ThinkPad 310Eは30万8000円、2345-A01は不明である。
それにしても、このころのThinkPadのデザインは良い物だなぁと思ったりする。
(2016年5月27日追記)
IBM 2435-A01の販売価格は44万9000円だった。
2002年の特別企画として公開されたThinkPad 10th Anniveersary Specialの『業務ツールとしてのThinkPad』に掲載されていたので、そちらから引用させてもらった。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1129/tp19.htm
このクレードルにドッキングする事によって、このペンコンピュータの機能が拡張されるのだ。
例えば、ディスケットドライブによってデータの交換が容易に為ったり、パラレルケーブルなどを介してプリントアウトが出来たりと、このクレードルが無いとこのコンピュータの真価が発揮できないのだ。
クレードルの背部に備わったインターフェイスは、このような感じである。
シリアルケーブルで、ノートパソコンなどと相互通信を行ったりできる。
更に、右上にあるPCカードのスロットにUSBカードやSCSIカードを挿入すると云った感じに、機能の拡張が出来るので、使い道が増すと思われ。
ただ、Microsoft Windows 95が搭載された本機がUSBに対応しているか怪しい物だ。
USB 1.0が制定されたのが1995年で、このIBM 2435-A01が発売されたのが1996年。
Windows 95が正式的にUSBに対応するようになったのはWindows 95 OSR2(OEM Service Release)からなので、小生が所有しているコンピュータにインストールされているシステムがOSR2なのか、それが分からないと使えないのだ。
とはいえ、ORS2でも対応しているUSB器機が少ないので、使える保証はない。
さて、お次は本機の要でもあるペン入力の方も見てみよう。
液晶モニターは、現在主流のTFT(Thin Film Transistor)液晶であるが、当時の廉価機やスタンダード機などで採用されていたDSTN液晶(Dual-scan Super Twisted Nematic)と、僅かではあるものの残像が残りやすい物だったりする。
このペン入力に使用されているソフトウェアで、実際に文字を入力してみたが、時代相応のものだった。
と云うのも、文字認識があいまいな文字が有り(特にGなど)入力に難が有った。
それでも、普段の入力には問題は無かったので、絵を描く際には問題は無いと思う。
クレードルから外してみると、こんな感じになる。
アクセントの効いたこの格子は実に素晴らしい物であるが、さっきも言ったようにIBMらしくないのだ。
そして、この端子をクレードルに接続するのだが、横に備わった二つのストッパーが固定してくれるのだ。
その端子のカバーは蝶番で、このように格納されるようになっているのだ。
後ろにつけられたハンドルで、持ってみるとこんな感じになり、ホールディング性が有ってよろしい。
後ろの方を見てみるとこんな感じになって、固定されている部分に親指を乗せる形と為る。
尚、このハンドルは取り外しが可能で、コインでストッパーを回転させると外せるようになっている。
只…このクレードルには問題が有ったのだ…。
クレードルから外すためのレバースイッチの押しボタンが無くなっていたのだ…。
なので、奥にある金具をカッターナイフなど硬い物で押してあげないと外せないのだ。
更に、経年劣化からゴム脚が外れて、クレードルの角度調整の際に必要なゴム脚部分がネバッとしていたのだ。
その為、必要なとき以外は極力、クレードルを使わないようにしているのだ。
【主なスペック】
LCDサイズ | LCDタイプ | CPU | メモリ | HDD | 重量 | モデム | |
標準 | |||||||
標準仕様 | 7.8インチ | DSTN VGA | Am5x86-133MHz | 24固定 | 1.6G | 2.5Kg | 無し |
使用されているCPUはAMDの486クラスのx86互換のCPUとなり、95年当時のi486互換としては最速と言われている。
後、使用されているACアダプタがThinkPad専用のものと互換性が無いので、ACアダプタを紛失すると使えなくなるので、気を付ける様に。
【おまけ】
高嶺の花だった時代のIBM ThinkPadとそのIBM製品の一部を並べてみた。
左から、ThinkPad 310E(オリジナルの310は97年発売で、マイナーチェンジ版の本機は98年発売)、ThinkPad 560E(オリジナルは96年発売で、マイナーチェンジ版の本機は97年発売)、そして上の乗っている2435-A01は96年発売である。
ThinkPad 560E(2640-40J)は52万8000円で、ThinkPad 310Eは30万8000円、2345-A01は不明である。
それにしても、このころのThinkPadのデザインは良い物だなぁと思ったりする。
(2016年5月27日追記)
IBM 2435-A01の販売価格は44万9000円だった。
2002年の特別企画として公開されたThinkPad 10th Anniveersary Specialの『業務ツールとしてのThinkPad』に掲載されていたので、そちらから引用させてもらった。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1129/tp19.htm
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